黄ふくろう日記

大好きな事なら超続けられる…でも大好きな事は毎日入れ替わるよ♪

2018年05月

テレビ版「私の履歴書」

小田和正_時は待ってくれない














 NHK・BSプレミアムの「100年インタビュー」という番組で小田さんが出演した回についてまとめたものなんですけど、内容としては薄いですねぇ。とくに長年、ファンだった人からすれば、すでに小田さんがどこかで語っていたことをここでもまた、繰り返し語っているだけにすぎないと感じるでしょうね。

 形式としては、NHKの阿部渉アナウンサーが聞き役になって、小田さんにインタビューしているのですが、本音を探るような質問や人間性に迫るような問いかけはほとんどなく、当たり障りのない受け答えが終始、続くばかりです。阿部さん自身、小田さんのファンということで遠慮があったのか、あるいは、アーティストとしてのイメージを崩したくない小田さんの意向があったのか、定かではありませんが、正直、退屈で面白みがありません。

 これであれば、2004年、TBS系列で放送された「風のようにうたが流れていた」の方が、ずっと興味深く見ることができましたね。この番組は小田さんがホストになって、みずからの生い立ちから始まってどのような音楽生活を送ってきたのかを語るもので、小田さんの音楽的なルーツやその影響、さらに音楽に対するアプローチ、考え方などを知ることができて、実に充実した内容でした。


小田和正_風のようにうたが流れていた














 もちろん、「風のようにうたが流れていた」は1クールで1時間枠の番組だったので、その分、色々なことを盛り込める時間的な余裕があったのに対して、「100年インタビュー」は90分で1日のみの放送でしたから、内容を掘り下げるにしても制約があったことは推測できます。

 しかし、番組のコンセプトが「100年後の日本人に見てもらえる、100年後も色あせない人生観を語ってもらう」ということであれば、小田さんの人生観に深く切り込むような聞き方ができる人物をインタビュアーに起用すべきでしたね。これでは、テレビ版「私の履歴書」といった感じで、毒にも薬にもなりません。



体育会のあり方が問題なのではないか

 日大アメフト部の選手による殺人タックルの件、連日のように大手メディアが取り上げていますけど、どうして同部の前監督がこれほど大きな権力を持っているのかという点について、日大の常任理事であるという指摘を除いて、踏み込んだ分析や考察を加えているところはありませんね。どうしてなんでしょうね。

 監督が大学の常任理事を兼任していたら、選手は監督に対して絶対的な忠誠心を持つでしょうか。持たないでしょう。そういうもんじゃない。もちろん、大学のお偉いさんということで気は遣うでしょうけど、選手全員が監督に対して盲目的に服従するということはありえないはずです。

 では、なぜそのような状況が生まれるのかと言えば、早い話、監督がアメフト部員の就職に関して、斡旋や口利きをしてくれるからでしょう。当然、監督に対して逆らったり反抗したりすれば、その斡旋や口利きをしてもらえません。だから選手は、監督の機嫌を損ねないように、たとえ理不尽な指示や指導であっても言うことを聞き、従順な態度を示していたということです。

 そのように捉えれば、なぜ監督がアメフト部内で、絶対的な権力者として振る舞うことができたのかという疑問を大方、解くことができるのではないでしょうか。常任理事とか日大ナンバーツーとかいうのは、今回の件に関する議論の本質から外れていると思いますね。

 もちろん、監督のやり方に納得できないならば、退部という選択肢もあるでしょう。しかし、年がら年じゅうアメフト三昧、アメフトしかできない、アメフトしか知らない、いわゆる「スポーツバカ」みたいになってしまった部員たちにとって、部を退いた後、大学の勉強に付いていくことができるかといえば、それは相当、難しいと言わざるを得ません。とくにスポーツ推薦で大学に入ってきた学生のなかには、信じられないかもしれませんが、法学部在籍なのに憲法の「憲」の字が書けないという者がいますし、経済学部在籍なのに分数の計算ができない者がたしかに存在します。

 そうした面々は、部活動の特赦によって単位が認められてきましたが、部を辞めたらその特赦に与れないので、単位を取得することができません。頑張って自分で勉強しようと思っても、その習慣がないからどうしていいのか分からない。じゃあといって授業を聞いてもチンプンカンプン。結局、遅かれ早かれ、大学を去ることになります。

 したがって、彼らにとって部を辞めるという選択はありえません。それはすなわち、大学を辞めることと同義です。日大アメフト部の前監督が「部を辞めたら大学も辞めさせる」と発言していたそうですが、あながち出鱈目な話ではありません。多くの部員たちがそういう境遇にあることを彼は知っていたのでしょう。

 思うに今回の件で、日大アメフト部の指導体制に問題を矮小化するのではなく、大学における体育会のあり方まで視野を広げて議論してほしいですね。同じような構図は、日大以外の体育会系の部活動にも当てはまる部分があると思いますし、その構図自体、大学という教育機関のなかにあって望ましいといえるのか、甚だ疑問に思うからです。

 その点で、関東学生連盟が日大アメフト部に対して、今季の公式試合について出場停止処分としたことに関連して、青学大陸上部の原晋監督が次のようにコメントしておりまして、まったく同意見であります。

「一定条件で処分解除というお話がありますけども、私はチーム内で積極的に話し合う、さらには相手チームに対しても話を持っていく。さらには学生スポーツは学習が必要なんですね。ただ、勝った負けた勝利至上主義がうたわれていますけど、ちゃんと授業に出て単位もしっかり取っているのかということも条件解除のキーワードになると思う」





挑戦しているのはメンバーだけではない

 
 6月13日に発売が予定されているモーニング娘。'18の両A面シングル「Are you Happy?/A gonna」から「A gonna」(Promotion Edit)のMVが公開されました。

 はっきり言って、これはもうアイドルの楽曲ではありません。バックトラックが削ぎ落され、ほとんどリズム隊のみでアレンジされています。こうしたトラックは歌い手の力量がダイレクトに問われるので、アイドルの楽曲として採用するのは避けるというのが一般的でしょう。多くの場合、アイドルの歌唱力はそれほど高くありませんからね。そのようなリスクを冒すことにメリットがありません。

 実際、その辺りの配慮は、ソロパートが小田ちゃん(小田さくら)とふくちゃん(譜久村聖)に対してそれぞれワンフレーズだけ割り振られているだけで、その他のパートに関してはユニゾンで処理されていることから推測することができます。しかし元来、こういうタイプの楽曲を歌いこなすことは難しく、ハロプロのレベルでも楽曲と歌唱が馴染むところまでには至っていないのだろうと思います。

 ただ、楽曲を繰り返し聴くと、「どんな挑戦を受けるか、どんな条件で挑むか、こんな緊張が続くか、こんな感情でやれるか」という歌詞があるように、この難易度の高い楽曲に対してモーニング娘。'18のメンバーがどのような答えを出してくれるのかという楽曲の作者、つんく♂氏の思いが透けて見えるんですね。いわば一種の試練というか、課題という位置づけです。そのように捉えると、なぜこの挑戦的な楽曲が選ばれたのかという疑問に対して、答えがなんとなく見つけられるような気がします。

 もちろん、挑戦という意味では、モーニング娘。'18のメンバーだけでなく、つんく♂氏もまた、この楽曲においてジャングル(最近はドラムンベースというのかしら?)を意識したリズムをいかにJ-POP流に解釈するかという難易度の高い取り組みに挑んでいると言えます。これは実に面白い試みが始まったと思いますね。

 ジャングルに関しては、今から約20年ほど前、小室哲哉氏がダウンタウン(松本人志・浜田雅功)と組んで「WOW WOW TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント」という楽曲をリリースし、ミリオンセールスを記録したことがありますが、その後、日本ではジャングルが一般に定着したとは言いがたく、率直に言ってクラブミュージックの愛好者の間で支持されるにとどまっていました。

 もともとつんく♂氏は、「スカ」というリズムを日本のポップスに定着させた功労者ですからね。今度は「ジャングル」をどのようにポップスとして洗練させていくのか、これはアレンジャーの大久保薫さんの仕事にも大きく関わることになるのかもしれませんが、今後の推移に注目したいところです。



ガソリン価格の値上がりが続く

 ガソリン価格の値上がりが続いておりますなぁ。午前中、外出したついでに近所のガソリンスタンドに寄って、ガソリンを入れておこうと思ったけど、リッター151円の表示を見て、もう少し待ってみるかと思い直しましたもんね。

 23日付の「Sankei Biz」によると、今回の値上がりはアメリカのトランプ政権によるイラン核合意の離脱と対イラン制裁の表明、産油国の政情不安などによって引き起こされた原油価格の高騰が原因との見方が示されています。その影響は全国的に広がっており、横ばいだった高知県を除いて、46都道府県で値上がりが確認されたようです。


 いやぁ、コイツは困ったなという感じなんですけど、国際情勢の悪化が原因ですから、ガソリンスタンドがいくら頑張ったところでどうにもなりません。まぁ、そういう時期と思って諦めるしかなさそうですね。

 しかし、ガソリンスタンドだってお客さんに来てもらわないとビジネスが成り立たないので、一部で過当競争が始まるのではないかと思われるのですが、先月28日付の「東洋経済オンライン」によると、JXホールディングスと東燃ゼネラル石油が2017年、経営統合し、業界再編が進んだことで余剰ガソリンが格安で転売されることがなくなり、それが市場価格の安定につながっているとのことです。


 このところ、ちょうど真夏のような暑さが続き、バイクに乗って遠出する気分にならなかったので、最近のガソリン価格の値上がりによって財布が受けるダメージは最小限に抑えられているものの、この傾向が今後も変わらないとなると、嫌な感じではあります。できれば120円台まで下がってくれるとありがたいんですが、そうなるのはずいぶん、先のことになりそうです。


文章を書く前に知っておくべきこと

山田ズーニー_あなたの話はなぜ「通じない」のか














 文章を書くことが苦手だという学生さんがたくさんいます。色々と話を聞いてみると、どうやって書いたらいいのか分からないと訴える人が多いんですね。そうか、書き方が分からないんだったら、レポートや論文の書き方を指南したハウツー本が売店に売っているから、使いやすそうなものを選んで、その通りに書いたらいいじゃないというと、どうも腑に落ちない顔をしている。

 あれ、そういう答えを期待していたわけではなかったかと思い、その表情をしげしげと眺めたのちに気づいたんですが、どうやら学生さんは書き方が分からないのではなくて、何を書いたらいいのかが分からないということだったんですね。ん~、この場合、どういうふうにアドバイスしたらいいんでしょうかねぇ。

 資料を読み込むことから始めてみようといっても、その学生さんはおそらく、資料を読み込んだ結果、何も思いつかなかったから悩んでいるんだろうと思うんですよね。もっと考えて、何かアイディアを捻り出しなさいと言うのは簡単ですけど、もしかするとアイディアの出し方自体、分かっていないのかもしれません。あるいは、なんとなくアイディアのようなものが頭に浮かんだとしても、それをどうやって論理をつなげて表現すればいいのか、まるで知らないということも考えられます。

 こうした学生さんの訴えを聞いているうちに分かったのは、文章の作り方や技法ではなく、もっと根本的な部分、たとえば、文章を書くとはどういう行為なのか、文章を書くためにどのような頭の使い方をすればいいのか、そもそも文章を書くことによって何を得ようとしているのかなどについて、きちんと学んでいない、もしくは真面目に考えたことがないということでした。

 今、述べたように、その根本的な部分について分かりやすくていねいに説明しているという点で、この本はとても実用的な内容になっています。とくに件の学生さんのように、何をどう書いたらいいのか分からないということで悩んでいる人は、この本から得るものがきっとたくさんあるはずです。

 文章を書くという行為は、他人とのコミュニケーションを支える手段の一つということを意識するだけでも、書くときの姿勢は変わります。中学や高校の国語教育のなかで作文を取り上げるのであれば、そのルールや作法だけでなく、こうした根本的な部分についてもしっかり教えてあげてほしいと思いますね。



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