黄ふくろう日記

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2018年07月

「愚将」という評価は変わらない

広中一成_牟田口廉也















 牟田口廉也中将の評伝は今まで読んだことがなかったのでちょっと期待していたんですが、「愚将」という評価が覆るような内容ではなかったですねぇ。そもそも悪評紛々、能力や人格を疑うエピソードに事欠かない人物ですから、それらに反駁して従来の評価に修正を迫るのは、よほどの根拠を示さない限り難しいでしょう。

 しかも著者は、新しい史料を使って牟田口のキャリアを洗い直し、再評価を行なっているわけではありません。牟田口という「愚将」を生み出した陸軍内部の組織的な要因に目を向け、その責任を問うかたちで議論を進めています。

 たしかに今から考えると、朝令暮改を地で行く盧溝橋事件の処理や無謀の極みだったインパール作戦の実行など、どうしてこれほど指揮官としての能力と適性に欠けた人物が、司令官として現地に赴任し、作戦遂行の現場責任者になっているのかという疑問は、誰もが抱くところでしょう。

 著者は、その答えとして牟田口の上官、河辺正三大将の存在を挙げ、牟田口の強い説得に負けて、結局、牟田口の言い分を聞いてしまう河辺の甘さこそが、牟田口の暴走を許す要因だったと指摘しています。それどころか、牟田口は与えられた職責を全うしようとした真面目で忠実な人物であったとも評しています。

 しかし、河辺の甘さは理解できるとしても、牟田口の評価についてはさすがに同意することは難しいですね。とくにインパール作戦に関しては、部下をはじめ、多くの反対意見があったにもかかわらず、作戦遂行にこだわって歴史的な敗北を喫し、多大な犠牲を生むことになったのは、ひとえに牟田口のプライドの高さによるものであり、職業倫理にもとづくものとは到底、思えないからです。

 しかも戦後、牟田口はインパール作戦の失敗について、部下の無能さが原因だと主張し、当時、現地で戦っていた軍人たちの不評を大いに買いました。また、作戦中止の命令が遅れたことも、「言葉ではなく、私の顔を見て真意を察して欲しかった」と言い、作戦失敗と多大な犠牲をもたらした原因は上官であった河辺の判断力・洞察力の欠如にあると暗に示唆していました。

 すなわち牟田口は、自分の判断や考え方が間違っていたわけでなく、自分の上官や部下が無能だっただけで、その責任を自分が負うことは耐えかねるという主張を展開したわけです。こうしたところからも、牟田口のプライドの高さ、エゴの強さを感じ取らずにはいられません。

 その偏狭さ、岩窟さこそが組織をマネージメントする指揮官としての能力や適性の欠如にほかならないということに、牟田口自身がまったく気づいていないことがまるで喜劇のようです。結局、この本を読んでも牟田口が「愚将」であるという評価は変わらず、著者の主張にもやや無理があるとの印象を受けました。


パスタが太りやすいのは脂質が原因だと思う

 世間では、糖質ダイエットが流行しているとのことです。たしかに周囲にも、なるべく炭水化物を摂らないように心がけている人がいますから、すでに相当、認知度の高いダイエット法となっているようですね。しかし一方で、糖質ダイエットの危険性を指摘したり、その効果について疑問を呈する声も上がっていますから、現状として賛否両論といった感じでしょうか。

 個人的な見方としては、糖質だけを目の敵にして制限するダイエット法が有効だとは思えないんですね。なぜかといえば、学問的な議論は色々とあるんでしょうけど、要するに太るか太らないかという話は、理科で習った「質量保存の法則」にしたがって摂取した総カロリー数によって結局、決まると思うからです。

 実際、食べっぷりを見ていても、太っている人はやっぱりたくさん食べているし、痩せている人は少食であることが多いです。もちろん、体質の違いがありますから、すべてがそうだということにはなりませんが、傾向として十分、認められるでしょう。そうであれば、摂取分と消費分のカロリー数を比べて、それぞれ食事の量や運動量を調整するのがもっとも合理的なダイエット法であり、糖質だけを制限しても意味がないと思うんですね。

 しかし、糖質ダイエット支持派から見ると、パスタはダイエットの天敵と認められているようで、以前、仲間と食事に行ったとき、パスタを嬉しそうに食べていると「パスタは糖質が高い」とか「パスタは太る」とか、やいのやいのパスタにケチをつけてくる人がいて随分、閉口したことがありました。なぜダイエット中の人は、他人の食事に干渉してくるんでしょうね。気分を害するのでやめていただきたいもんです。

 実際、パスタは太るのかという点に関しては、パスタ協会が反論の動画を公開しているので、それを見ていただきましょう。




 思うに、パスタが太ると言われるのは糖質ではなく、むしろ脂質が原因でしょう。とくに外食では、これでもかと言わんばかりにオリーブオイルやバター、チーズ、生クリームを使って、見た目にもハイカロリーであることを予想させるパスタが少なくありません。パスタ自体に罪はなくても、パスタ料理には罪があるというべきでしょうか。そういう意味で、ダイエットを考えるならパスタを避けるべきという判断は正しいと言えるかもしれません。

 

今回の台風は東から西へと進むらしい

 日曜日なのに仕事があるんですよ、これがまた。一応、今週木曜日までに仕上げればいいんですが、なるべく早く取り掛かりたい作業がすでに別件で入っているので、頑張って今日中に終わらせようと目論んでいるわけです。

 まぁ、休日だからといって外に出て遊びに行けるわけでもありませんしね。現在、台風が来ていますから。メディアは先日、大雨洪水の災害が中国地方であったもんですから、「警戒せよ!警戒せよ!」とアナウンスしていますが、今現在(7月29日午前1時)、大阪では雨は小雨、風も少し強いくらいですね。

 それにしても今回の台風、進むルートがあまりにも独特です。通常、日本の上空には偏西風が吹いていますから天気は西から東へと変わるのがセオリーですが、その偏西風が蛇行し、日本の上空にないので、通常のルートとは真逆に、東から西へと天気が移るかたちになるようです。気象庁が発表した台風の進路予想も、次のようになっています。


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 この予想通りだとすれば、台風が近畿地方に来るのは29日の未明から明け方といったところでしょうか。すでに雨戸も閉めて対策を打っていますので、相当大きな規模の台風でない限り、まぁ大丈夫だろうという感じなんですけど、やはり先日、大雨洪水の災害に見舞われた中国地方は、気が気ではないでしょうね。決壊した堤防の修復はおそらくまだ終わっていないでしょうし、地盤がすでに緩んでいる状況でさらに大雨ということになると、新たな土砂崩れや土石流が発生するおそれがあります。

 さすがに今度ばかりは、避難指示が出たらすぐに避難すると思いますけど、やっぱり色々聞くと先日の災害では、指示に従わなかった住民が非常に多かったのは由々しきことでしたね。普段から避難訓練を実施し、緊急時の対応を地域住民に周知徹底させるべきでしたし、住民側もその努力が足りなかったことは否めません。教訓は共有されたわけですから、最悪のケースを想定して行動することが必要ですね。


「J-POPのカンブリア爆発」直前の時代様相を見る

スージー鈴木_1984年の歌謡曲
















 この本のなかで著者が言いたいのは、「1984年」という年は音楽シーンにおいて、①歌謡曲とニューミュージックの対立から融合、②シティ・ポップの誕生という現象が見られたということに尽きます。

 歌謡曲とは何か、ニューミュージックとは何かという定義から語り出したら、これはもう大変なことになります。しかし、著者の区分けを本文から注意深く読み取ると、要するに、専門教育を受けた職業作家が手掛けたものが歌謡曲であり、専門教育を受けていない素人上がりのミュージシャンが自作したものをニューミュージックと捉えているようです。

 もちろん、一概にそう言えるわけではありませんし、その捉え方自体、正しいかどうか、意見が分かれるところかもしれません。ただ、「歌謡曲とニューミュージックの対立から融合」というプロセスに関していえば、それはすなわち、「職業作家と素人上がりのミュージシャンの対立から融合」という意味に置き換えることができます。この視点は結構、重要というか、音楽制作におけるパラダイムの転換を思わせるところがあって実に興味深いですね。

 それというのも、この後、音楽シーンに待ち構えているのは、アメリカやヨーロッパの音楽的な流行を積極的に取り入れつつ、実に華やかで多様性に富んだ楽曲が数多く発表される時代であり、それはまるで「J-POPのカンブリア爆発」というべき様相を呈するわけです。

 その様相を生んだ背景として、経済面から見ればバブル景気の到来が挙げられるでしょう。最先端の音楽機材の導入や海外での情報収集が行ないやすくなったこと、さらに海外のミュージシャンを起用し、本場のテイストを楽曲に取り入れることができるようになった点も、邦楽に新しいアイディアを吹き込む要因になったと言えます。

 注目に値するのは、そうした楽曲制作の担い手として中心的な役割を果たしていたのが「素人上がりのミュージシャン」だったことです。技術的に見れば、彼らの多くはレベルが低く、公表されることはあまりなかったですが、彼らのバックには専門教育を受けたミュージシャンがつき、楽曲制作をサポートしていました。

 しかし大事だったのは、彼らの技術ではなく、都会で生活する彼らの感覚であり、その感覚を楽曲に取り入れて広く大衆に訴える表現方法を模索できる職業作家たちの技術にありました。ここに両者の融合が果たされるわけです。実際、1980年代あたりから編曲家の存在が徐々に注目を集めるようになります。裏を返せば、そこに職業作家たちは活路を見出したともいえるかもしれません。


大阪・布施で豚しゃぶ&オニオンのピザを食べる

 最近、金曜日の仕事が終わると、大阪・布施にあるピッツェリア「ザッツ・ピザ」に立ち寄りまして、ピザの美味しさに舌鼓を打っています。

 なぜよく行くようになったのかといえば、この辺でピザが食べられるお店としては、抜群のコスト・パフォーマンスだと思うからです。たとえばこのお店では、石窯で焼いたマルゲリータをドリンク・ミニサラダ付きで800円で食べることができます(ただし、ランチセットのみ)。

 ファミレスならともかく、街中にあるピッツェリアでこの価格のマルゲリータはなかなか見つけられません。しかも安いだけでなく、ちゃんと風味豊かな美味しいピザを提供してくれるので、採算は合っているのかなと他人事ながら少し心配になるんですけど、せっかく見つけたお店なので末永く続いてほしいところです。


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 そういうわけで今日も、仕事終わりに立ち寄りまして、「おすすめピザ」として黒板に書かれている「豚しゃぶ&オニオンピザ」(1400円)のランチセットを食べてきました。


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 全体として、あっさりとした味わいになっていますね。一見するとサラダのようで、トッピングされた具がバランスよく口のなかでまとまってくれるのか、やや不安を覚えますが、ジュレ状のオニオンソースが豚しゃぶの甘味とチーズの塩味をうまくひきしめて、全体のバランスをキープすることに成功していますね。カイワレ大根のちょっとした辛味もいいアクセントになっています。

 見た目にも夏っぽい感じのピザですから、ドリンクはコーラ、もしくはジンジャーエールがいいでしょう。ビールだと、せっかくうまく演出されたあっさりとした風味が、その苦みによって台無しになってしまいかねません。ピザ生地はしっかりモチモチしていたし、やっぱり美味しかったですな!


<場所>
おしゃれなランチとイタリアンピザのお店 ザッツピザ
大阪府東大阪市長堂1-19-2


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