毎年、テニスのウィンブルドン選手権が開催される時期になると、なぜか体調が悪化し、急な発熱や鼻炎などに悩まされるようになります。

 昔からそうで、中学校や高校の時分、とめどなく流れる鼻水が隣に座っている女子に見られるのではないかと思い、戦々恐々として授業を受けていたことが思い出されます。鼻血が出たときのように、ティッシュを鼻の穴に詰めておいても、数分後には鼻水でびっしょりになって、ティッシュの先からぽたぽたと鼻水がしずくとなって落ちてきます。

 薬を使って止めることもできますが、かなり強い薬じゃないと効きません。そして辛抱たまらず、そういう薬を使うと、その日一日、頭のなかがボーっとして集中力ゼロの状態になってしまうんですね。

 急な発熱も困りもので、少し熱っぽいなと感じ始めてから数時間後、体温が急激に上がってベッドに倒れ込むことがまれにあります。不意にやってくるので、時間的な余裕があるときはいいんですけど、何かの作業で根を詰めていたり、その日のうちに片づけないといけない仕事があったりすると、非常に辛くなってしまうわけです。

 当初、スギやブタクサなど、何らかのアレルギーが原因だろうと思っていましたが、とくにアレルゲンに該当するものはなく、原因を特定できずにいました。しかし、色々と調べるうちに「寒暖差アレルギー」というものが存在し、似たような症状だったので、もしかするとそれじゃないかと疑っています。

 寒暖差アレルギーは、アレルギーという名前が付いていますけど、特定のアレルゲンがあるわけではありません。原因は今もはっきりしていないんですが、おそらく気温の寒暖差によって生じるホルモン分泌の乱れによるものと推測されており、いわば自律神経失調症の一種ではないかと考えられているようです。人によってさまざまですが、個人的な感覚としては、最高気温と最低気温の差が12度を超えると体調がおかしくなることが多いですね。

 具体的な対策としては、花粉や化学物質が原因ではないので、マスクをしても意味がありません。そうではなく、なるべく寒暖差を感じにくい生活を送ることが大切です。暑いからといってエアコンをガンガン効かせた部屋で過ごさない、気温が下がる早朝に備えて掛布団はちゃんと足まで被るものを使う、ホルモン分泌の安定を図るために睡眠をしっかり取る、などが挙げられるでしょう。それと体力低下も原因の一つと言われているので、日常的な運動によって基礎代謝を上げることもおすすめです。

 ちなみに、この症状は一昔前まで「クーラー病(冷房病)」と言われていました。しかし、症状自体はエアコンの有無にかかわらず現れるので、そういう呼称を使わなくなったようです(もしかすると電機メーカーのクレームが入ったのかもしれませんが、真相は分かりません)。

 実際、私自身も普段、エアコンをあまり使わない方ですが、気温の寒暖差が大きくなると発症しやすいので、やはりそれが原因なんだろうと思います。気温の上げ下げを自分で出来るわけじゃないから、実に困ったもんです。