世間では、糖質ダイエットが流行しているとのことです。たしかに周囲にも、なるべく炭水化物を摂らないように心がけている人がいますから、すでに相当、認知度の高いダイエット法となっているようですね。しかし一方で、糖質ダイエットの危険性を指摘したり、その効果について疑問を呈する声も上がっていますから、現状として賛否両論といった感じでしょうか。

 個人的な見方としては、糖質だけを目の敵にして制限するダイエット法が有効だとは思えないんですね。なぜかといえば、学問的な議論は色々とあるんでしょうけど、要するに太るか太らないかという話は、理科で習った「質量保存の法則」にしたがって摂取した総カロリー数によって結局、決まると思うからです。

 実際、食べっぷりを見ていても、太っている人はやっぱりたくさん食べているし、痩せている人は少食であることが多いです。もちろん、体質の違いがありますから、すべてがそうだということにはなりませんが、傾向として十分、認められるでしょう。そうであれば、摂取分と消費分のカロリー数を比べて、それぞれ食事の量や運動量を調整するのがもっとも合理的なダイエット法であり、糖質だけを制限しても意味がないと思うんですね。

 しかし、糖質ダイエット支持派から見ると、パスタはダイエットの天敵と認められているようで、以前、仲間と食事に行ったとき、パスタを嬉しそうに食べていると「パスタは糖質が高い」とか「パスタは太る」とか、やいのやいのパスタにケチをつけてくる人がいて随分、閉口したことがありました。なぜダイエット中の人は、他人の食事に干渉してくるんでしょうね。気分を害するのでやめていただきたいもんです。

 実際、パスタは太るのかという点に関しては、パスタ協会が反論の動画を公開しているので、それを見ていただきましょう。




 思うに、パスタが太ると言われるのは糖質ではなく、むしろ脂質が原因でしょう。とくに外食では、これでもかと言わんばかりにオリーブオイルやバター、チーズ、生クリームを使って、見た目にもハイカロリーであることを予想させるパスタが少なくありません。パスタ自体に罪はなくても、パスタ料理には罪があるというべきでしょうか。そういう意味で、ダイエットを考えるならパスタを避けるべきという判断は正しいと言えるかもしれません。