大阪に住んでいると、とにかく夏が暑くて毎年、耐えきれません。とくに熱帯夜が続いて、ちゃんと眠れないのが本当につらい。エアコンをかけて寝ると、翌朝、全身がだるくなり、関節痛にもなるので、エアコンを消してから寝るんですが、これだと夜中、暑くて目が覚めて結局、エアコンをかけたり消したり、何度も繰り返す羽目になります。すなわち、寝不足です。

 そんなにつらいんだったら、どこかへ引っ越せばいいじゃないかという話になるんですが、そこは諸般の事情というか浮世の義理というか、なかなかそういうわけにもいかないので、今もなお、大阪に住んでいます。しかし、もっと夏を涼しく過ごせるところで生活したいなぁという願望は尽きることがありません。

 そういう感じなので時々、全国の住みやすい町ランキングみたいなものを眺めていたりするんですが、見ていると北陸地方の町がわりと上位に入っていることが多いんですね。たとえば、東洋経済オンラインの記事では、トップ25のなかに7つの町(鯖江市、かほく市、野々市市、能美市、坂井市、砺波市、白山市)がランキングされています。


 ただですね、このランキングがどういう指標をもとに弾き出されたものなのか分かりませんが、北陸地方がそんなに住みやすいというイメージはあんまりないんですね。

 たとえば、いくら地球温暖化が進んでいるとはいえ、冬は絶対、豪雪でしょう。今年2月、福井で雪がドカ降りして、国道8号を走る車が立ち往生し、大変な事態になったことは記憶に新しいところです。そこまで酷くはないにしても、雪が降れば雪かきをしないといけませんから、それがもうやりたくない。

 しかも近年、北陸地方ではフェーン現象が頻発していまして、夏も結構、暑いんですね。冬が厳しくて夏も厳しいとなると、これは割に合いません。したがって病院の数やら利便性やら、色々な要素を加味したとしても、住みやすさの面での魅力をそれほど感じないんですね。

 むしろ以前、住んでいたので若干、贔屓目で見るところがあるんですけど、仙台はとても住みやすかったです。雪は大して降らないし、夏の厳しい暑さもお盆前の一週間くらいで終わります。しかも夜は大分、涼しくなるので、扇風機だけで過ごすことができます。エアコンが苦手な人間にとって、これは本当にありがたい。

 また、東京へも新幹線で2時間弱なので日帰りで行けますし、仙台中心部から車で30分ほど走れば、有名な温泉地にも行けます。文化的なイベントも多いので、教養を深めるにも悪くありません。このように、仙台は「適度に都会、適度に田舎」であり、気候的にも過ごしやすいことを考えると、相当、ポイントが高いと思います。


 

 ただ、やっぱり地震が多いんですよね。さすがに東日本大震災のような地震が来ることは滅多にないですが、震度4くらいの地震はしょっちゅう来ます。したがって、地震が恐い人にはちょっと馴染みにくい土地かもしれません。

 それに現状として、今の仕事を放っぽり出して、仙台へ移住するという選択はできませんから、いつまでも憧れのまま、大阪で暮らすことになるのでしょう。う~む、何とか機会を見つけたいものだが……。