ん~、スズキがまた、測定データを不正に書き換えして問題になっているようです。


 スズキが出荷前の自動車で排ガスなどの検査を不適切に行っていた問題で、同社は26日、測定結果の不正な書き換えもしていたと発表した。

 今年8月に問題を発表した際は、書き換えはしていないと説明していたが、実際は2009年5月~今年7月までの間に国内三つの工場で、計2737台の排ガスや燃費、温度などの測定データを書き換えていたという。

 スズキは「弊社の調査が極めて不十分であったと言わざるを得ず、心よりおわび申し上げる」と謝罪した。国土交通省は26日、自動車局長名で指示文書を出し、「全容解明に対する取り組み姿勢に疑問を抱かざるを得ず、極めて遺憾」と批判。道路運送車両法に基づき、同社に徹底調査と速やかな報告を求めた。(以下略)



 スズキに限ったことではないですが、こういうデータ改ざん事件が後を絶ちません。しかも国内大手の自動車メーカーの多くが引っかかっていることを考えると、企業のモノづくりへの意識低下とか生産管理の甘さとか検査の杜撰さとか、わりと簡単にモラルの面での批判を展開しがちですけど、どうもそれが根本的な原因じゃないような気がしてきました。

 もしこれが、どこかの企業だけで発覚していることだったら、その企業の風土や体質に問題があったということになるでしょう。「しっかりやれ」ということでいいと思います。

 しかし昨今、槍玉に上がっている企業は、どこも国内大手の自動車メーカーであり、技術力も資金力も十分、持っているはずです。それにもかかわらず、データ改ざんに走らざるを得ないというのは、もはや不正の原因が企業の風土や体質だけでは説明できないのではないでしょうか。

 率直に言って責められるべきは、まともな企業でさえ不正に関与せざるを得ないほどの基準を設けている排ガス規制の方かもしれません。なぜならこの問題、いずれも排ガス規制に関連するデータの改ざんに起因しているからです。

 国交省も、企業努力や業界の問題にとどめないで、自分たちがメーカーに課している基準の内容を見直すくらいの反省があってもいいんじゃないでしょうか。これだけデータ改ざんが相次ぐのは、ちょっと尋常なことではありません。また、そうでないと、日本の自動車メーカーのブランドが低下してしまいます。