渡辺陽一_至福のナポリピッツァ















 昨日の続き。

 パーティーなんかに行くと、ピザやらビールやら並んでいて一緒に飲食する機会があるかもしれません。しかし、個人的な印象ではピザとビールは相性が悪いと思います。何だか胃がもたれる感じ、いわゆる膨満感というやつですか、それを覚えるので、せっかくピザを食べても美味しさが引き立たないような気がします。

 実際、家で宅配ピザを頼んで、ビールを飲みつつピザを食べることがありますけど、すぐにお腹がいっぱいになってしまいます。しかも宅配配ピザの場合、味付けが濃いので、一層、胃がもたれたような感じがして、「ピザを食べるぞ!」という当初のテンションがどんどん下がって、「いや、もういらない……」みたいになっちゃうんです。なっちゃいませんか? なっちゃうでしょう? なっちゃうんです。

 それで色々と試した結果(というほど、あれこれ飲んだわけではないけれど)、ピザには白ワインが合うという結論に達しました。赤ワインでも差し支えないんですが、その場合、なるべくボディーの軽いものが好ましいと思います。

 ピザを食べたときに口のなかをスッキリさせる効果を狙って、スパークリングワインを勧める向きもあります。たしかにその効果は捨てがたいんですけど、ビールを含め、炭酸系はやはり膨満感を誘うので、個人的には白ワイン一択で行きたい。とくに中口のものがいいですね。甘口はダメです。

 ところが、本場イタリアで修行し、日本でピッツェリアを開業している方の本によると、イタリアではピザを食べるとき、多くの人たちがビールやコーラを飲んでいるらしいです。

 いやぁ、こいつはまいったなぁ。いずれも炭酸系の飲み物じゃないですか。これは生意気に「ピザにビールは合わない」と言ってしまって申し訳ないという感じなんですけど、しかしイタリア人が何と言おうと、白ワインの方が合うと思う。間違っていないと思う。少なくとも日本人は、その方がいいと思う。

 まぁ、合うお酒の選び方なんて個人的な好みの問題ですから、あんまりムキになって言うのも無粋なんですけど、白ワインがいいと思うなぁ。イタリア人、案外、分かっていないのかなぁ。