申し訳ないけれども、サウジアラビア出身のジャーナリストが殺害された事件、そんなに世間で大騒ぎしないといけないことかと思うんです。

 ご承知のように、サウジアラビアという国は自由民主主義体制ではないわけだし、今回の事件について欧米諸国が「自由の侵害だ」と叫んでみても、そもそも政治体制がまったく異なっているんだから、サウジアラビアがそうした声に耳を傾けるはずがありません。

 いわんやアメリカ国内で、トランプ大統領にサウジへの制裁を科せとデモを行なっている人たちがいましたが、事件とまったく関係ないアメリカがここでしゃしゃり出てきたら、話がこじれるだけでしょう。

 欧米諸国が騒いでいるからといって、日本でもこの問題を大きく取り上げていますが、日本なんてアメリカ以上に今回の事件に関係していないんですから、余計なことに首を突っ込むべきではありません。それよりもアメリカがなぜ、INF条約の破棄という意思を示したのか、その理由をきちんと考えた方がいいです。

 実際、あれこれ外野が詮索したところで、何も真相は明らかになりません。現状として、とりあえずトルコ政府の捜査とサウジアラビアの説明を待つしかないわけで、もし何らかの対応が必要だとしても、それらの結果を受けてから判断しても十分、間に合うでしょう。

 そういうわけで現時点において、「別に放っておけばいいじゃない」というのが、今回の事件に対する印象です。ちょっと突き放しすぎかもしれませんが。