これね、職権乱用ということになるんでしょうか。なかなか世知辛いように思いますけど、一応、行政職員ということになりますし、業務上、知り得た情報を個人的な目的のために利用したわけですから、やっぱり処分の対象になってしまうんでしょうね。


 昔はこんなこと、いくらでもあったと思いますよ。というか、今でも結構、あるでしょう。実際、郵便局員の男性が訪問した営業先の女性と知り合い、そこから交際が始まって結婚したというケースを知っているので、うまくいけばお咎めなし、でも失敗したら処分されるといった感じでしょうか。まさに「デッド・オア・アライブ」であります。

 しかし、言い寄った男性も、独りよがりな面があったんでしょう。いきなり「好きだ」とか「付き合ってください」といっても相手は引くばかりだし、もし断ったらストーカーになってしまうかもしれないという恐怖心を与えたからこそ、そう言われた女性は市役所に報告したんでしょうからね。なにかこう、目が血走っていたんでしょう。

 結局、話の振り方なんでしょうけど、これはなかなか難しいですね。とくに仕事関係で知り合った人とお近づきになりたいとき、色々と頭をよぎることがありますから、おいそれと声をかけたり誘ったりするのは、やっぱり常識的に憚られます。よっぽど仲良くなれば別ですが、そこまで普通、仲良くなれませんしね。

 せいぜい挨拶を交わす程度なのに、気持ちだけが大きくなっちゃって、突っ走ってしまうケースもありますが、そういうケースは大抵、こちらの勘違いで、あとでずいぶん恥ずかしい思いをすることになります。

 そんなことを言っていると出会いのチャンスなんてないということになるんでしょうけど、これが不思議と、ある人にはあるし、来る人には来るんだから世の中ってやつはよく分かりません。まぁ、そういうことも含めて「縁」ということになるんでしょうね。