黄ふくろう日記

大好きな事なら超続けられる…でも大好きな事は毎日入れ替わるよ♪

講演・シンポジウム

マイケル・ヘイデン元NSA長官、大いに語る



 1999年から2005年まで米国家安全保障局(NSA)長官を務めた、マイケル・ヘイデン氏が今年春、著書を出しまして、その内容を踏まえた講演の模様を収めた動画が公開されていましたので、貼っておくことにします。

 アメリカでは、情報機関のトップやトップを務めた人物がこうして一般の聴衆の前に出て、講演することが珍しくありません。個人的な印象として、これはとてもいいことだと思います。

 情報機関と言えども、ずっと陰に潜んでいればいいわけではありません。ちゃんと自分たちの活動を国民に説明し、理解を求め、支持されるように努力を払うことは当たり前でしょう。そういう努力を怠っておいて、国民は我々を理解してくれないといっても何をかいわんやと思ってしまいます。

 実際、日本では内閣情報調査室のトップや自衛隊情報本部のトップが一般の聴衆に向けて講演することなんて滅多にないでしょう。そもそも誰がトップなのか、ほとんどの人が知らないのではないでしょうか。

 しかし情報機関は、ともすれば、権力の手先となって国民生活に介入するおそれがもっともある組織です。

 もちろん国民は、情報機関の活動を現在、信頼しているわけですが、その信頼にあぐらをかいて、国民は知らなくてよいだろうと考えているならば、民主主義国の情報機関としていちじるしく意識が低いと言わざるを得ないし、その意識の低さが情報機関の不祥事を生み、民主主義の根幹を揺るがす政治的混乱を引き起こすことになります。

 日本も近く、こういう場で情報機関のトップが語れるようになるといいのですが、なかなかそういう雰囲気にはならないですね。アメリカの民主主義が成熟していると褒めたたえるつもりはないですけど、少なくともこの点に関しては、日本はあまりにも遅れていると思いますね。


サンフランシスコ体制への道を考えるシンポジウム

 10月15日、日本国際問題研究所が主催したシンポジウム「サンフランシスコ体制の形成 ~占領から講和へ~」の模様を記録した動画がアップデートされていたので、ここに貼っておきます。

 動画を貼ったからには、触れておかないといけないことがあるんでしょうけど、ちょっと取り込んでいて動画をきちんと見ていないんです。したがって、いずれまた、気が向いたら内容をチェックして、色々と考えるようにしたいと思います。







「最後の忍者」が語る「忍者・忍術の基礎知識」



 へぇ~、こんな動画が上がっていたんですねぇ。

 忍者研究といえば、なんとなく胡散臭いというか、ちゃんと学問的な議論がなされているのかという疑問が出てくるわけですけど、このところ、色々と歴史的な資料が見つかっているようで、これから先、日本史のなかで案外、ホットなテーマになるかもしれません。

 もっとも、眉唾と思われるのも無理からぬところがあって、怪しげな忍術ばかりに関心が集まってしまい、本当の意味での忍者の歴史的な役割だとか価値だとか、そういうものを限られた史料から真面目に考察する学者がほとんどいなかったわけです。

 また、忍者に詳しい人ということで色々なメディアに登場する人物も、奇術のような忍術を使って「どうだ、すごいだろう」と言わんばかりにパフォーマンスして終わることが多く、はっきり言って見世物小屋と変わらないレベルだったことも否めなかったわけです。

 この動画は、三重大学特任教授の川上仁一氏が同大学で行なった講演の模様を収録したものです。川上氏は「最後の忍者」として知られておりまして、その界隈では有名な方です。内容としては、忍者・忍術の基本について分かりやすく講義されています。こういう授業があるのはすごくいいですね。モグリで聞きに行きたいくらいです。

 おそらく望ましいのは、ここで披露されている知識を有機的に発展させるために、安全保障や外交なんかと一緒に学べるようにできたら、もっといいんでしょうけどねぇ。。。


歴史のなかの「隠されたネットワーク」

 

 歴史家、とくに外交史なんてやっていると、政府の外交文書こそが読むべき史料であって、他の文書はゴミだと言わんばかりの人がいたりするんですね。

 しかし、そもそも外交文書というのは、もっとも政府の政治的な意図や目的にもとづいて公開される文書といっても過言ではないわけです。となれば、外交文書だけ読んでいればいいという人は、その政府にとって都合のいい歴史しか書かない、もしくは、書けない歴史家ということになります。人はそれを御用学者というのです。

 そのため、政府が公開したものではない歴史的な資料にも触れて、政府にとって都合のいい歴史を相対化することが必要になります。

 もちろん、それが行きすぎると陰謀論の世界に没入するおそれがあるわけですが、しかし、政府文書に記載された事実だけが歴史的な事実であるはずがなく、それとは別に、どのような事実が存在するのか、色々と考えたり調べたりすることは、歴史の多様性を知る上でとても重要です。

 今回、著名な歴史学者、ニーアル・ファーガソンの「History's Hidden Networks」という対談形式の講演の動画があったので掲載しておきたいと思います。

 ファーガソンの議論には違和感を持つ学者も多いようですが、歴史を見る視点として耳を傾けるべきポイントもあるので、興味のある方はスピード・ラーニングのつもりで聞いてみると良いでしょう。


インテリジェンスの講義が聴きたい人へ

 十年ほど前、外交や軍事の分野でインテリジェンスへの関心が大いに盛り上がりましたが、最近はやや落ち着いてきたように感じます。国家安全保障会議や特定秘密保護法など、インテリジェンスに関する制度や法律ができたことで、一定の満足感が得られたからかもしれません。

 しかし、日本では相変わらず、インテリジェンスの統合機能が弱いと言われていますし、工作部門も持っていません。そのため、政府全体の方針にもとづいて体系的な情報活動が行なわれているかといえば、おそらく今もそうなっていないでしょうし、海外で何らかの工作活動を行なうにしても、その責任を担う政府機関が存在しないので、実質上、その状況では着手できないし、着手すべきではありません。

 他の主要国は、いずれも専門的な情報機関を持ち、工作部門を通じて公然情報だけでなく、人脈を介した情報収集や宣伝・広報、政治的な働きかけなどを行なっていることを考えると、日本の状況は心許ないと言わざるを得ません。とくに今後、日本が国際社会のルールに関わる役割を果たしたいのであれば、こうした活動を充実させることは不可欠でしょう。

 ただ、インテリジェンスというと、やたらと嫌悪感を持つ人がいることもまた、事実でありまして、こうした問題の背景には、やはり日本においてインテリジェンス・リテラシーの低さがあるように思われるんですね。そういうわけで、そのリテラシーを高めるのにふさわしい動画があったので、以下にリンクを貼っておきます。
















 講師は、日本で長くインテリジェンスの大切さを説いてこられた、京都大学名誉教授の中西輝政氏です。残念ながら会員登録(無料)を行なわないと全編を見られない仕様になっているようですが、興味のある方は聞く価値があると思います。


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